まもなく公開!「天気の子」、RADWIMPSが歌ってきた「愛」

     

    2019年、7月19日に新海誠監督最新作「天気の子」が公開となります。

     

     

    今回も前作「君の名は」と同じく劇中歌と伴奏をRADWIMPSが担当しています。

     

    現在は主題歌5曲のタイトルが全て判明しています。

    愛にできることはまだあるかい
    グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子
    風たちの声 (Movie edit)
    祝祭 (Movie edit) feat.三浦透子
    大丈夫 (Movie edit)

    今作には、映画の主題歌となるボーカル曲5曲と26曲の劇伴を加えた全31曲が収録されます。

    こちらからサントラ購入できます。

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    今回は、すでに公開されている予告編でも使用されている「愛にできることはまだあるかい」にちなみ、今回はRADWIMPSがこれまでに歌ってきた「愛」について考えてみました。

     

    野田さんの作る歌には「恋」をテーマにした曲と「愛」をテーマにした曲と別れている気がします。

    例えば、最大公約数、me me she、遠恋、ラストバージン、泣き出しそうだよなどはどこか「恋」をテーマにした歌かなと感じます。(境界線は曖昧です)

     

    「愛」について歌っていると感じた歌の中から特徴的なフレーズを抜き出しそれについて考えをまとめてみたいと思います。

     

     

    愛へ

    ファーストアルバムの曲です。ファーストやセカンドアルバムではストレートに「愛」と使う歌が多い印象があります。若々しく勢いを感じる歌です。誰かに向けているというよりは「愛」そのものを歌っている感じがします。

     

    愛は終わらない 怒り 恨み 悲しみ 憎しみ 日々生まれて溢れる世界なのに
    愛は終わらない 愛を尊び 共に思いやり 喜び満ち溢れる世界だから
    愛は終わらない 命がこの世にある限り 命がこの世にある限り

     

    愛(かな)し

    セカンドアルバムの曲です。アルバム発売後、「へっくしゅん/愛し」の両A面シングルとして発売されています。

     

    人が人のために流す涙 それこそが愛の存在意義だ

     

    愛しているという声が 泣いているように聞こえた
    心がいつか嘘をつくのを 僕はどこかで知っていたの

    一番のサビではこのように歌っていた「僕」が「君」の言葉と心、いわゆる「優しさ」に触れ救われていくという歌です。

    愛しているという声が泣いているように聞こえた
    心がいつか人を救うのを君はいつでも知っていたの

     

    曲調もバラードからロック調に変わる壮大な曲です。

     

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    25個目の染色体

    RADWIMPSのメジャーデビューシングルです。

     

    I will die for you,and I will live for you
    I will die for you,there is nothing more that I could really say to you

     

    サビの歌詞の部分。”私はあなたのために死にます。あなたのために生きます。私があなたのために言えることはそれ以上ありません。”という意味になります。

     

    個人的な意見ですが、メジャーデビュー曲で放つような曲ではないだろうというのが率直な感想でした。それこそ一躍有名になった「前前前世」のようなアッパーな曲の方がシングルとしては向いていますよね。当時もアッパーな曲はあったので、RADWIMPSのこだわりが深い一曲だと思います。

     

    有心論

    4thアルバムに収録されている曲。特に二番のフレーズが好きです。

     

    君は人間洗浄機 この機会にどのご家庭にも一つは用意して頂きたい

    こりゃ買わない手はない 嘘ではない

    驚くべき効果を発揮します 新しい自分に出会えます

    ただ中毒性がございます 用法・用量をお守りください

    こんなキャッチフレーズを書こう やっとこさ君のクローンが成功した時にでも

    だって君は世界初の肉眼で確認できる愛

    地上で唯一出会える神様

     

    比喩的なことだとは思いますが、野田さんの詩では「君」はしばしば「神様」やそれに相当する強い引力を持つ存在として描かれることがあり、有心論もその代表だと思います。

     

    メルヘンとグレーテル

    4thアルバム「ふたりごと」という曲のアンサーソングと言われている曲。5thアルバム「アルトコロニーの定理」に収録されている曲です。「ふたりごと」では次のような歌詞がありました。

     

    「君と書いて「恋」と読んで 僕と書いて「愛」と読もう」、「そうすりゃ離れそうもないでしょう? いつかそんな歌作るよ」。

     

    その歌というのが「メルヘンとグレーテル」と言われています。

     

    「君」は7画で 「僕」は14画で
    恐いくらいよく出来てる
    僕は僕の半分しか
    君のことを愛せないのかい

     

    こういう画数に注目するところが野田さんの歌詞の面白いところですよね。そしてある種どうしようもないことが「恋愛」とリンクする部分もあると思いました。

     

    ソクラティックラブ

    こちらも5th「アルトコロニーの定理」に収録されている曲。特に好きなフレーズが次の部分です。

     

    君は僕が愛しいと言うけど それは僕のナニを指すのだろう
    僕を僕たらしめるものが何なのか 教えてよ

    例えば
    顔が半分に 腕が二、三本に 目が五等分に ちぎれちゃって
    脳みそが隣人に 君が宇宙人に アレが人参に
    変わっちゃっちゃったとしても 君は 僕だといえるの?
    僕の何が残っていれば僕なのだろう?

     

    好きな人がいるとして自分はその人の何が好きなんだろう?もしそれがなくなてしまったら好きじゃなくなってしまうのだろうか?とか色々考えてしまいます。

     

    救世主

    6th「絶体絶命」に収録されている曲。このアルバムは東日本大震災が起こる2日前に発売されています。この「絶体絶命」ではこれまでRADWIMPSが多く歌っていたラブソングが封印されていることが特徴的でした。しかし、有心論やソクラティックラブに代表されるような「愛」という視点から見てみると「絶体絶命」はしっかりと愛を歌っているアルバムだなと感じます。

     

    君の瞬きのたび 世界は止まる
    耳をふさぎ込むたび 世界は黙る
    君の瞬きのような命だけど
    この世界は 君のその手の中

    僕がいなくなっても きっと世界は続く
    だって僕は 君の中でしか生きれないから
    だって世界は 君の中でしか生きれないから

     

    五月の蝿

    「五月の蝿/ラストバージン」として両A面シングルで発売され、また7thアルバム「×と○と罪と」に収録されています。

    とにかく、純愛とはかけ離れた憎しみに満ちた歌詞が特徴的なこの曲。それとは裏腹にちょっと爽やかさを感じる演奏も面白いです。曲終盤で次のようなフレーズがあります。

    空が蒼いように 華が散るように 君が嫌い 他に説明は不可
    君が主演の映画の中で僕はそう最強最悪の悪役
    激動の果てにやっと辿り着いた 
    僕にもできた絶対的な存在
    こうやって人は生きてゆくんでしょ? 
    生まれてはじめての宗教が君です

     

    愛と憎しみは表裏一体なのかもしれません。「恋」ではないけど「愛」はある。「君」という存在が絶対化され、好きであろうが嫌いであろうが意識してしまう存在。そういう心情があるような気がしました。

     

    告白

    8thアルバム「人間開花」に収録されており、ベースの武田さんの結婚式のために作られた曲のようです。

     

    ふたりで一緒に 風邪をひこうよ
    午前3時の 夢を抜け駆けしよう

     

    特にこの歌詞が好きです。プロポーズの言葉にしてもいいくらい素敵な言い回しだと思います。

    とても面白い言葉遊びではありますが、ここで東京ダイナマイトのハチミツジローの「風邪ひけ」というツッコミを連想してしまった私をお叱りください。

     

    〜〜〜〜〜余談〜〜〜〜〜

    味噌汁’sというバンドの「にっぽんぽん」という曲の中では”恋よりも愛だろ”という風に歌っています。

     

    時に、純粋な「恋愛の愛」の歌として愛を歌う曲もあるし、愛憎交えた表裏一体としての愛を歌う曲もあるし、哲学的に「愛ってなんだ?私を愛しているってなんだ?」と問いかけてくるような愛を歌う曲もありました。

     

    RADWIMPSは初期から現在にかけて愛を歌い続けているバンドです。

     

    天気の子「愛にできることはまだあるかい」ではどんな愛を歌うのでしょうか。非常に楽しみです。

     

    小説

    小説 天気の子 (角川文庫)

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